
秋葉原の裏路地にひっそり佇む人気そば屋
アニメやゲームなどサブカルが有名な秋葉原は、交通の便がいいことから多くのビジネスパーソンも利用しています。そんな秋葉原は電気街だけでなく、少し入った路地裏に美味しいお店があるのも魅力のひとつです。中でも和食は外国人観光客の旅の理由のひとつであり、秋葉原にも本格的な和食を楽しめるお店が点在しています。そこで今回は路地裏に佇む人気そば屋「手打ち蕎麦切り『匠』」をご紹介します。

JR秋葉原駅昭和通り口から徒歩5分、秋葉原駅と浅草橋駅の間にある「手打ち蕎麦切り『匠』」です。昭和通り改札を出て昭和通りの横断歩道を渡り、右に曲がります。昭和通り沿いを1ブロック進んだ角を曲がりまっすぐ進んだ右手がお店です。

一見すると、大きな看板などが出ていないので、見落とさないように注意しましょう。ビル上には「匠」の文字が掲げられており、一枚板の看板や青の暖簾が目印です。

「手打ち蕎麦切り『匠』」のそばは十割そばで、茨城県産常陸秋蕎麦の実を使用しており、契約農家から直送されたものを自家製粉しています。もちろんつゆにもこだわっており、枕崎から直送された本枯節をお店で削り、天然の真昆布を使用。小豆島で二年寝かせた稀少な醤油をかえしにしています。
店内の様子

店内はナチュラル調の和モダンな雰囲気です。テーブル14席とカウンター4席の18席ほどが完備されています。一人でも複数人でもゆったりと過ごせる落ち着いた空間でした。
手打ち蕎麦切り「匠」ざる

お店の看板メニューの「ざる」です。冷たい蕎麦メニューで、ざるにのったそばに付けつゆと薬味が添えられています。契約栽培された常陸秋蕎麦を使用し、鬼殻を剥いた丸抜きを自家製粉した十割そばです。

そばは冷水できりっと締められており、細めの印象です。薄い茶色をしており、みずみずしい見た目が食欲をそそります。

おちょことつけ汁、薬味にはわさびとネギが添えられています。わさびも湯ヶ島産の本わさびを使用。付けつゆにそのまま入れるのもおすすめですが、少量ずつそばに乗せて食べると素材の味わいが引き立つので、ぜひ試してみてください。

蕎麦はつるりとした喉ごしで、やさしい甘みが広がります。キリッとした返しの付けつゆとの相性はもちろん抜群で、繊細なそばの風味を爽やかに楽しめました。
手打ち蕎麦切り「匠」あつもりもオススメ

そばをシンプルに楽しめる「あつもり」。そばのゆで汁の中にそばが入っており、つけ汁も温かい状態で提供されます。寒い時期に優しく温まる味わいが魅力です。

そばの風味や食感が引き立っており、しっとりとした口あたりが特徴です。ボリュームも感じられるので、具材はありませんが食べ応えもありました。

温かいつけ汁はかつおの風味や醤油が、そばをやさしく包み込むような味わいです。そばとつゆのシンプルで王道の組合せを楽しみましょう。

今回は秋葉原駅と浅草橋駅の間の路地裏に佇む「手打ち蕎麦切り『匠』」をご紹介しました。こだわりのそばは喉ごしが良く、豊かなそばの風味が楽しめます。秋葉原で頑張るビジネスパーソンのランチタイムや、本格的なそばを楽しみたい方におすすめのお店でした。夜もそば居酒屋として営業されているので、こだわりのそばを楽しんでみてはいかがでしょうか。
詳細情報
〈スポット情報〉
店名:手打ち蕎麦切り「匠」
住所:東京都千代田区神田佐久間町3-20-3
営業時間:
【昼 月~土】11:30~14:00(13:45L.O.)
【夜 月~金】17:00~20:30(20:00L.O.)
定休日:日曜日、祝祭日