昔ながらの東京の風景が残る下町・浅草。雷門や浅草寺などの観光スポットをはじめ、昔ながらのお店も数多く立ち並んでいます。なかでも江戸っ子の味として親しまれ続けてきた下町の甘味は、時代を超えて愛され続ける昔ながらの味わいが魅力です。そこで今回は浅草で下町で愛される天然もののたい焼きの名店「浅草浪花屋」をご紹介します。
有名天然たい焼き屋「浅草浪花屋」
つくばエクスプレス浅草駅のA1番出口から徒歩1分、国際通り沿いの京阪ホテル隣にお店を構えているのが「浅草浪花屋」。東京メトロ銀座線や都営浅草線、東武スカイツリーライン浅草駅からは浅草寺を超えて、徒歩約10分ほどです。浅草ビューホテルの向かいにあるので目印にしましょう。
創業明治42年の老舗たい焼き屋で知られる、元祖たいやき麻布十番浪花家総本店から暖簾分けされたお店で、一丁焼きされた「天然もの」と呼ばれるたい焼きが看板商品です。東京のたいやき御三家と呼ばれる老舗の味わいを、浅草で堪能できます。
たい焼きと聞くとテイクアウトのイメージがありますが、「浅草浪花屋」では、店内のイートイン席も完備されています。シンプルな造りの店内にはテーブル席14席を完備。レトロな下町らしい空間でした。
黒板に書かれた手書きのメニュー
店内ではたい焼きはもちろん、かき氷も種類豊富に取り扱っています。かき氷は夏限定ではなく、一年中注文できるので、かき氷好きにはたまらないお店です。また甘味のほかに麺やご飯ものなど食事メニューもラインナップしています。
人気のたいやきとお飲み物セット
こちらが人気のたい焼きとお茶がセットになっている「たいやきとお飲み物セット」です。鯛の形をした可愛らしいトレーの上には、香ばしく焼き上げられたたい焼きが置いてあります。飲み物は煎茶やほうじ茶、コーヒーなどから選べて、生産者から仕入れたこだわりのあるラインナップです。
今回選んだ飲み物は、長崎県にあるお茶処しまだの煎茶です。注文すると3回抽出できるため、おかわりが欲しい時にスタッフさんを呼ぶためのベルも付いてきます。
メインのたい焼きは皮目が薄く、パリッとした香ばしい香りと歯触りが引き立ちます。小豆はみずみずしさが感じられ、優しい甘さとホクホクとした粒立ちが香ばしい生地と相性抜群でした。
たい焼きのお供に注文した煎茶は、ふくよかな旨みとコクのある優しい甘さが感じられます。茶葉の風味がまろやかに香り、ギュッと詰まった茶葉の旨みがたい焼きの上品な甘さとを引き立てる味わいでした。
人気メニューのかき氷「いちごみるく」
こちらがかき氷の人気メニューのひとつ「いちごみるく」です。いちごシロップやみるく、いちごの果肉が入っており、王道の味わいが楽しめます。
まん丸に盛られたかき氷の上にはいちごがトッピングされており、みるくシロップが上からたっぷりとかかっています。また下の部分や中にはいちごシロップが入っており、味変を楽しみながら楽しめるのもポイントのひとつです。
ふんわりとした口当たりの氷に、みるくシロップの優しい甘さがしっとりと溶け込みます。食べ進めると中央部分にもいちごシロップが忍ばせており、いちごのジューシーな甘さとみるくのコクが贅沢にマッチする味わいでした。底に近づくにつれていちごの甘さが濃くなり、食べ始めから最後まで飽きることなく楽しめました。
今回は浅草にお店を構えている有名たい焼き店「浅草浪花屋」をご紹介しました。シンプルでレトロな下町らしい雰囲気の店内で味わう、香ばしい皮目とふっくらとした粒あんがマッチした焼きたてのたい焼きが格別です。また種類豊富なかき氷はシロップやトッピングにこだわりが詰まっており、食べ応えのあるかき氷を堪能できました。ぜひ浅草観光に足を運んだ際は、下町らしい昔ながらのたい焼きを味わってみてはいかがでしょうか。
詳細情報
〈スポット情報〉
店名：浅草浪花屋
住所：東京都台東区浅草2-12-4
営業時間：
【平日】11:00～19:00
【土日祝】10:00～18:00
定休日：不定休
