
老舗人気グルメの名店「浅草むぎとろ 本店」
国内外から多くの観光客が足を運んでいる東京・浅草。昔ながらの東京下町の風景が残り、長年続く老舗も多い歴史ある地域です。そんな浅草グルメのなかでも、屈指の人気を誇るのが出汁入りとろろを麦ごはんにかけて食べる「むぎとろ」は外せません。そこで今回は、浅草の人気グルメとして有名な「浅草麦とろ 本店」をご紹介します。

都営地下鉄浅草線浅草駅から徒歩1分に本店を構えている「浅草むぎとろ 本店」。都営地下鉄浅草線のA3番出口から出て左折した、すぐ左手の通り沿いがお店です。また東京メトロ銀座線浅草駅の4番出口からも徒歩3分ほどで、交差点を渡らずに江戸通り沿いを松屋浅草の反対方向に進んでいくと、通り沿いの左手に見えてきます。
食べ放題メニューは2種類

人気のランチタイムは平日も多くの人が訪れており、列が並んでいます。なかでも人気のメニューが「天空とろろビュッフェ」と「むぎとろバイキング」の2種類の食べ放題メニューです。「天空とろろビュッフェ」は、隅田川や東京スカイツリーを眺めながら種類豊富なおかずと「むぎとろ」を楽しめるビュッフェで、席の事前予約も可能です。一方で「むぎとろバイキング」は平日限定の事前予約不可なので、朝から多くの人で賑わっています。「むぎとろ」を心行くまで満喫したい人にぴったりでしょう。

食べ放題メニューのほかにも、懐石料理のコースや定食メニューも充実したラインナップです。懐石料理のコースや定食メニューを利用する場合は席の予約ができ、一般席の他に個室料の発生する個室も人数に応じて種類豊富に完備されています。

「むぎとろバイキング」が楽しめる1階には4名席が8卓、一方で2階席以降は2名席や4名席のほか、個室も完備され、定食や階席メニューを利用する人が対象でした。最上階席はカウンター席や2名テーブル席が並んでおり、眼前に広がる隅田川や東京スカイツリーの眺望を楽しみながら、食事を楽しめます。

店内は昔ながらのほっこりとした雰囲気の和風テイストで、席間もほど良いゆとりを感じる快適な空間です。店内入ってすぐには創業当時の写真や、創業時と現在使用されているとろろ芋の違いも紹介されています。
平日限定「むぎとろバイキング」

本記事では、平日限定で利用できる「むぎとろバイキング」をご紹介します。「むぎとろバイキング」は平日のみ利用できるメニューですが、事前予約ができないためオープン前から多くの人で列ができるほどの人気ぶりです。11:00の開店から入店できますが、早い人によっては10時台から並んでいる人も多くいます。

時間制ではなく時間無制限で食べられるのが魅力のひとつで、お腹も心も一杯になるまで「むぎとろ」を楽しめるのが魅力です。店内には4人掛けテーブル席が完備されており、基本的に相席での利用となっています。
バイキングメニュー!

バイキングメニューには、「むぎとろ」に欠かせない麦ごはんやとろろをはじめ、日替わりメニューの煮物などが出てくる「本日の主菜」や玉子焼き、味噌汁がラインナップしています。お茶やお水もフリーになっており、基本的に「むぎとろ」を楽しみたい人におすすめのメニュー内容です。

バイキングテーブルの先頭には、こんもりと盛られた麦ごはんが並んでいます。器に多くよそい過ぎてしまうと、とろろがこぼれてしまうので、程よい量に盛りつけておかわりするのがおすすめです。
創業以来の伝統の味を守り続けているとろろ

麦ごはんの隣に鎮座するのが、大きな鉢に入っている「とろろ」です。江戸時代にはお正月の松が取れないうちにとろろを食べると、一年を健康に過ごせるとも言われていた縁起物として親しまれ、創業以来の伝統の味を守り続けています。

麦ごはんにたっぷりとかけて食べるのはもちろん、横には青のりが入った小さなひょうたんが置いてあり、お好みでかけて楽しむのもおすすめです。
「本日の主菜」の「鶏肉と根菜のトマト煮込み」

伺った日の「本日の主菜」は、「鶏肉と根菜のトマト煮込み」でした。ゴロゴロと入った大根やにんじんなどの根菜や鶏肉が魅力で、ちょうどいい箸休めとしてぴったりのおかずがラインナップしています。
人気のメニューの「玉子焼き」

多くのユーザーから人気のメニューが「玉子焼き」です。鮮やかな黄色の見た目と密度を感じる懐石料理店の技を感じる玉子焼きで、ひと口大のサイズにカットされて並んでいます。
刻まれたたくあんと味噌汁

他にも香の物として刻まれたたくあんや、味噌汁も並んでいました。味噌汁はお麩などの具材が味噌汁椀に入っているので、鍋に入っている味噌汁をお椀に注ぎましょう。

こちらがバイキングコーナーから取ってきた全メニューのラインナップです。基本的には「むぎとろ」をメインで楽しむ内容となっており、「本日の主菜」や「玉子焼き」が「むぎとろ」を引き立てる、いい役割を担っています。

メインの「むぎとろ」は麦ごはんのプチプチとした食感に、とろっとしたとろろの口当たりがマッチします。優しく効いた出汁の風味が絶妙な塩加減で、麦ごはんが進む味わいでした。
おかわりで青のりトッピング!

2杯目のおかわりでは、添えてあった青のりをかけて実食してみました。とろろの出汁の風味に青のりの香りや味わいが重なり、風味豊かな味わいです。そのままと青のりをかけた時で風味や味わいに違いが生まれるので、食べ比べや味変にもぴったりでしょう。

「本日の主菜」の「鶏肉と根菜のトマト煮込み」は具材感がたっぷりで、洋風寄りの味付けがちょうどいいアクセントになっていました。野菜はしっかりと煮込まれたホロホロ食感で、野菜の甘さや肉の旨みがスープにもしっかりと溶け込んだ味わいです。鶏肉やソーセージなどお肉系具材もゴロゴロ入っていました。

「むぎとろバイキング」の定番おかず「玉子焼き」は、しっとりとした歯触りと優しい甘さが魅力です。甘めの卵焼き好きにはたまらない、絶妙な甘さで出汁感は控えめな昔ながらの玉子焼きを堪能できます。

お味噌汁はお麩や油揚げが入ったお椀に、鍋に入った味噌汁を注いで完成します。出汁の効いた風味に味噌のコクがまろやかに溶け込んだ、ほっこりとする味わいでした。「むぎとろ」とお味噌汁だけでも十分なほどの高い満足度を感じられます。
浅草土産にもぴったりなお土産が充実

店頭には浅草土産にもぴったりなお土産も充実しています。お菓子の「もっち和わ〜ず」は、フランス菓子の「ダックワーズ」に山芋を加えたもっちり食感が魅力です。また山芋が練り込まれた「茶そば」などもラインナップしているので、食事後はお土産選びを楽しみましょう。

今回は浅草を代表する老舗人気グルメの名店「浅草むぎとろ 本店」をご紹介しました。浅草の観光名所で知られる雷門からもほど近く、各所駅からも好アクセスなのでランチタイムやディナーでの利用にぴったりです。浅草らしいグルメを求めて、平日や週末を問わず、多くの人で賑わいを見せています。行列のできる「むぎとろバイキング」へ訪れる際は、オープン前に来店するか、お昼を過ぎた時間帯がスムーズに案内してもらえるので、おすすめです。浅草の名物グルメを満喫したい人は、ぜひ空いている時間を狙って足を運んでみてください。
詳細情報
〈スポット情報〉
店名:浅草むぎとろ 本店
住所:東京都台東区雷門2-2-4
営業時間:
【平日】
≪昼の部≫11:00~16:00(最終入店15:00)
≪平日バイキング≫11:00~14:30(最終入店14:00)
≪夜の部≫17:00~22:30(最終入店21:00)
【土曜日】11:00~22:30(最終入店21:00)
【日・連休最終日】11:00~21:00(最終入店20:00)
定休日:不定休