
秋葉原で台湾スイーツ体験
秋葉原や神田エリアは外国人観光客も多く、海外グルメのお店も多く立ち並んでいます。そんな海外グルメのなかでも、美食と注目されているのが台湾グルメです。台湾グルメのお店は注目度が高く、多くのグルメ好きに支持されています。そこで今回は神田エリアにほど近い台湾伝統スイーツ豆花の専門店「東京豆花工房」をご紹介します。

JR秋葉原駅電気街口から徒歩8分、万世橋を渡って少し進んだ路地裏にあるのが「東京豆花工房」です。東京メトロ丸ノ内線の淡路町駅が最寄りで、A3出口から徒歩3分ほどで到着します。ビルの1階部分にお店を構えており、立て看板が目印です。

東京豆花工房は、都内初の台湾伝統豆花専門店として2015年にオープンしました。台湾人の奥さんがいるオーナーが現地の台湾で修業し、防腐剤や香料は一切使用しない昔ながらの製法の本格伝統豆花のお店です。作り置きは一切しておらず、毎朝新鮮な豆乳を使って作られる豆花に、オリジナルブレンドのシロップをかけて提供しています。

メニューは豆花(トウファ)のみのシンプルな取り扱いで、トッピングありとなしを選べます。そもそも豆花(トウファ)とは、豆乳をにがりなどで固めたプリンのような食感の台湾スイーツです。台湾では大人から子どもまで親しまれる伝統的なスイーツで、白玉やあずき、タピオカなどをトッピングして食べます。
豆花7種トッピング無料!

東京豆花工房では、常時7種類以上のトッピングがラインナップしており、全部乗せも無料でオーダーできます。伺った日は白きくらげやはとむぎ、緑豆、紫米など計7種類。またシロップも温冷を選べる「黒糖」と、冬の期間限定シロップ「生姜」から選択可能でした。
混雑時は持ち帰りが便利

店内はシンプルな造りで、中華風の飾りが所々に飾られています。3脚の椅子が並んだテーブル席を2卓完備。店内利用は混雑しやすいので待つ場合もありますが、テイクアウトも柔軟に対応してもらえるので安心です。
豆花に冷たい黒糖シロップの優しい甘みがマッチング

こちらが注文した「トッピング豆花」。トッピングは全部乗せ、冷たい黒糖シロップをかけた人気の組み合わせです。器にたっぷりと入った豆花を囲うように、7種類のトッピングが浮かんでいます。

トッピングではホクホクとした食感ややさしい甘さが引き立つ「小豆」や「緑豆」といった豆類をはじめ、プチプチ食感の「はとむぎ」、つるんとした口当たりの「白きくらげ」など、食感を楽しめる素材がたっぷり。意外だったのがもっちりとろんとした食感の「黒米」で、ホクホクとした「蜜芋」やもっちり食感の「白玉」はイメージ通りの味わいでした。

たくさんの素材の味わいを優しく包み込んでいるのが、たっぷりとかかっている「黒糖」のシロップです。黒糖特有の風味がありつつも、繊細な甘さでコクがじんわりと広がる味わいを楽しめました。

主役の豆花はふるんふるんとした食感で、素材との食感やシロップのやさしい甘さがマッチしています。豆花はどの素材とも相性がいいので、いろいろな歯触りや食感のアクセントを楽しみたい人にはトッピングをするのがおすすめです。
美肌に◎体ぽかぽか生姜スイーツ

冬の寒い時期におすすめされたのがこちらの「プレーン豆花」。トッピングはせずに、シロップをおすすめの「生姜」でオーダーしました。本場の台湾では寒い時期に生姜のシロップをかけて、身体を温めるのは定番とのことでした。

ひと口すすってみると、生姜の風味がふわっと香り、ピリッとした辛さがじんわりと口のなかに広がります。黒糖のまろやかな甘みがしっとりと後から続き、食べ進めるうちに身体がぽかぽかと温かくなってくる味わいでした。

トッピングがない分、豆花の食感や味わいをダイレクトに楽しめます。温めることで、豆花のコクがよりコク深い味わいとなり、口に入れた時のほどけるような食感も魅力です。一般的な絹豆腐に比べても、やわらかく滑らかな舌触りを堪能できました。

今回は神田エリアで人気の台湾伝統豆花専門店「東京豆花工房」をご紹介しました。トッピングごとの食感や味わいの違いを、豆花の繊細な口当たりとシロップの相性が抜群でした。ぜひ神田エリアに足を運んだ時は、こだわりの豆花で話題の台湾伝統スイーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
詳細情報
〈スポット情報〉
店名:台湾伝統豆花専門店「東京豆花工房」
住所:東京都千代田区神田須田町1-19
営業時間:11:30~19:00
定休日:水曜日